今季で現役引退するJ2岐阜の元日本代表FW森山泰行(39)が15日、リーグC大阪戦の試合前に長良川競技場内で会見した。05年に当時東海社会人2部リーグだった故郷のクラブで現役復帰。08年のJ2入会まで異例のスピード出世をけん引してきたクラブの象徴は、残るシーズンでのホームでの得点奪取と将来の監督就任にも意欲を示した。
チームのポロシャツ姿で会見場に入ってきた森山は「今シーズンをもって、選手をやめたいと思います」と落ち着いた口調で語り始めた。
04年に名古屋で1度は引退しながら、故郷岐阜にJクラブを、子どもたちに夢を-この思いで05年に東海社会人2部のFC岐阜に加入し現役復帰。同1部、JFLそして今季J2入り。ノンストップで突っ走ってきた岐阜を、文字通り象徴としてけん引した。
もともと「今年1年」と決めて臨んだシーズンだったという。5月25日C大阪戦(長良川)を最後にベンチから外れ、この日もベンチ外。それでも気持ちはなえていない。J2入り後、まだホーム長良川で得点がない。「ホー厶でゴールを決めたい気持ちがある。チーム内で真剣勝負、実力勝負でやっていきたい」。泥臭い「ゴリ・ゴール」に最後までこだわる。
今後については来季もクラブ内にとどまる見込み。今西社長は「サッカー大使として子どもたちを指導してもらいたい」。小、中学生のサッカー教室などホームタウンの県内で裾野を広げる活動に励むことになる。加えて、Jでの監督に必要なS級ライセンス取得を目指す。将来の監督就任にも「もちろんそういう気持ちはある。まずS級を取ってから」と意欲を示した。【八反誠】
◆森山泰行(もりやま・やすゆき)1969年(昭和44年)5月1日、岐阜県生まれ。帝京-順大から92年に名古屋入り。98年にはヒット・ゴリツァ(スロベニア)でもプレー。04年に再び所属した名古屋も含めJリーグ5クラブ(平塚、広島、川崎F、札幌)で活躍し引退。05年に当時東海社会人2部のFC岐阜で現役復帰した。J1通算215試合66得点。J2通算17試合1得点。日本代表でも国際Aマッチ1試合0得点。171センチ、71キロ。



