リーグ戦でも「国立パワー」全開だ。公式戦15戦不敗でリーグ4位の大分イレブンが、東京V戦(20日・味スタ)を控えた19日、初タイトルをかけるナビスコ杯決勝(11月1日)の舞台となる東京・国立競技場からエネルギーを充填(じゅうてん)した。都内で約1時間の調整後、宿舎への帰路で国立競技場に最接近。シャムスカ監督は「11月1日に、ここに戻ってくる。それまで、さらに弾みをつけたい」と気持ちを奮い立たせた。
台風13号によるスケジュール変更が予期せぬ“対面”を演出した。移籍選手やDF森重ら各世代の日本代表経験者はなじみがあるスタジアムも、チームとしては初の国立ピッチとなる。「ブラジル人にとって『マラカナン』のような歴史の重みを感じるところ。雰囲気を感じられただけでもよかった」。母国で行われた50年W杯の主会場を引き合いにしたシャムスカ監督は、選手のモチベーションが高まるのも感じたようだ。
東京V戦では、J1歴代3位タイとなる5試合連続無失点に挑む。左ひざを負傷したGK西川に代わって先発するベテランの下川は「相手に得点させたくない。無失点を続けて行きたい」。国立決戦までリーグ戦は東京V戦を含め6試合。大分イレブンの頭には「敗戦」の2文字はない。【村田義治】




