浦和が天皇杯をガムシャラに勝ちに行く。27日、エンゲルス監督が11月3日の天皇杯4回戦J2愛媛戦をベストメンバーで戦うことを明言。26日の新潟戦で公式戦7戦ぶりの勝利を挙げて今季最大の危機を脱したが、勝利の余韻に浸りきることはできなかった。指揮官は「1番勝つ可能性のあるメンバーで行く」と言い切った。

 苦い教訓がある。昨年も同じ天皇杯4回戦でJ2愛媛に0-2と屈辱の敗戦。中2日で優勝をかけた最終戦横浜FC戦を控えていたため先発5人を入れ替えたが、ACL王者がJ2下位クラブに不覚を取った。当時はヘッドコーチだったエンゲルス監督は「試合に負けることは(次戦に)少しもいい影響にはならない」と振り返るように、最終戦も敗れてリーグ優勝も逃した。温存策は完全に裏目に出た。

 だから今年はベスト布陣で最善を尽くす。新潟戦の勝利で27日から2連休を設けて選手のモチベーションをアップ。一方で愛媛対策のミーティングでは「(昨年愛媛にレンタル移籍していたDF)近藤に個人個人の特長を説明してもらう。いろんなところから情報収集する」と使えるものは何でも利用するつもりだ。クラブ幹部からは天皇杯優勝も厳命されている。浦和のがけっぷちの戦いは続く。