名古屋の日本代表GK楢崎正剛主将(32)が3日、奇跡逆転Vへの強い気持ちを体現した。左足首故障からの復活に向け愛知・豊田市内の練習場で、全体練習が始まる4時間以上も前にGKコーチとトレーナーを伴い“極秘練習”を敢行。11月6日の故障以来初めてスパイクも履き、シュートを横っ跳びでセーブ。一気に調整ペースを上げた。

 まだ全体練習には合流しておらず、優勝の行方を左右する6日大分戦(九石ド)への出場は依然として微妙だが「できる限りのことはやる」と、逆転Vを目指すチームを行動で鼓舞した。この日は代表候補合宿にも招集。「(ケガで)恐縮している場合じゃない」と代表の守護神としてのプライドも胸に、リーグVを引っさげて8日からの合宿に顔を出す。