<練習試合:仙台3-0HOYA>◇11日◇宮崎・西階陸上競技場
J2仙台MF西山貴永(23)が、チームの「09年初ゴール」をたたき込んだ。ベガルタは大分県1部のHOYOと今季初の対外試合を実施。30分×3本の2、3本目にFWとして出場した西山が「今季初」を含む2ゴールを挙げた。キャンプ序盤から精力的に練習し、手倉森誠監督(41)から鹿児島1次キャンプの「MVP」に指名された男が、2次キャンプ地でも好調をアピールした。
2本目、開始早々の3分だ。西山はゴール前でMF曽我部慶太(20)にパスを要求。足元に来たボールを前に転がして相手守備をかわし、利き足の左を振り抜いた。ゴール左上に突き刺さる豪快弾に「ニア(自分に近い側)にぶち込んでやろうと思った」。3本目の9分にもPKで追加点を奪い、疲労が蓄積しているチームに活気を吹き込んだ。
前日の練習後、居残りでシュートを打ち続けた。相手DFの裏に抜け出してゴールに全力でボールを蹴り込む-。その動きを再現したかのゴールに手倉森監督も「キャンプ中、ずっと好調で心構えがいい西山だからゴールが訪れる。試合のたびに点を取ってくれれば」と期待を寄せた。
この日、昨年の主力組は1本目にプレー。西山は2本目=控え組から出場したが「1本目が得点できなかったんで『今季初ゴールは自分が決めてやる』と狙ってました」と発奮材料にした。昨季はわずか3試合と出場機会に恵まれず、移籍も志願したが、今季はMF梁、関口を脅かす存在として開幕スタメンを目指す。活躍続きでFWとしても出番が増えそうな西山だが「体が重い中で2得点できたけど、状態が上がれば、もっといいプレーができる」。まだ底を見せるつもりはない。【木下淳】



