<ゼロックススーパー杯:鹿島3-0G大阪>◇28日◇国立

 アジア王者の守備が崩壊した。G大阪は新布陣の3バックをテストしたが、鹿島興梠らの突破を食い止められず、前半だけで3失点を喫した。大きく空いた両サイドのスペースを突かれ、センターバック陣が対応に走ると、今度は手薄になったゴール前を狙われた。DF高木は「横のスペースをうまく使われて…」と唇をかんだ。3得点に絡んだ興梠からは、試合中に「やっぱり(G大阪は)4バックの方が強いんですね」と言われるほどだった。

 収穫を聞かれた西野監督は「ないですね」と苦渋の表情。DF加地の離脱も大きく響き、今季対外試合は1分け6敗と、7戦でまだ勝ちがない。不安を抱えたまま、7日のリーグ開幕千葉戦(フクアリ)に臨むことになった。