コンサドーレ札幌GK佐藤優也(23)が20日、古巣との初対戦で今季チーム初となる完封勝利を誓った。先発が濃厚な22日の甲府戦に向けこの日、札幌・宮の沢で練習。「ゼロで抑えて勝ち点3を取ることがチームには一番のプラス」。開幕から2戦連続でセットプレーで失点したが、今度こそ結果を出す覚悟だ。

 「甲府を離れて、何も変わってないんじゃ恥ずかしい。“あいつ変わったな”と思われるようなプレーをしたい」。06年途中に甲府から札幌に移籍した。J1昇格したばかりのクラブで出番はなく、J2の札幌に出場機会を求めた。今は同カテゴリーでの対戦となったが、旧友に進化した姿を見せてこそ“修行”してきた意味がある。

 勝負の3戦目でもある。過去、開幕スタメンを経験した2シーズンは、2戦連続で失点し3戦目にレギュラーから外れた。甲府時代の05年に、プロ入り2年目で大役抜てきも2戦3失点。2度目のチャンスだった昨季も開幕から2戦6失点と悔しい思いをしただけに、3度目の今季は石崎監督に安定感をアピールし、定位置確保を狙う。

 会場の小瀬スポーツ公園陸上競技場は熟知している。「八ケ岳おろしがある。ホーム側スタンドから強い風が吹く」。通常なら後半から味方する強い「寒風」を、今季初完封勝利への追い風にする。【永野高輔】