鹿島DF内田篤人(21)が次戦のリーグ東京戦(12日、味の素スタジアム)に出場できる見通しとなった。7日のACLのシンガポールAF戦で脳振とうを起こして途中交代したが、一夜明けた8日、「(9日の練習は)普通にやるよ。大丈夫です」と話した。

 7日の一戦の後半13分に相手と激しく接触。試合後は「ゴール?

 あまり覚えてない」と部分的に記憶を失うなどダメージは色濃く、状態次第で次戦の出場が微妙ともみられていた。だがこの日、鹿島の鈴木満強化部長は「(ドクターから)精密検査はしなくていい。(試合で)記憶が飛んだが、夜には記憶がクリアになっていたと報告がきた。大丈夫だろう」と明言した。

 内田はこの日、チームとともにシンガポールから成田空港の約6時間半の移動を経て帰国。「昨夜は寝られたし」と淡々と答えた。3カ月弱で15試合目の出場となる東京戦でも、不動の右DFは存在感を示すはずだ。