<J1:横浜5-0神戸>◇第5節◇11日◇ニッパ球

 プロの誇りすら、失ってしまいそうな敗戦だった。後半開始3分に4点目を失うと、普段は誰より冷静なDF宮本恒靖主将(32)が怒りを隠せずにボールをピッチにたたき付けた。J1での5点差負けはJ2落ちした05年4月の川崎F戦以来4年ぶり。今季初めてJ2降格圏の暫定16位に転落した。

 攻めてもダメだ。今季公式戦7戦(ナビスコ杯含む)でわずか4得点。カイオ・ジュニオール監督は「大久保、レアンドロがチームから抜けたのが…。攻撃の質を上げようとやってきたが、課題を残したまま終わってしまった」とこぼす。

 J1通算300試合出場の宮本自身、前半21分には横浜の新人FW渡辺に競り負けて3点目を献上した。速さで圧倒され6、7点目を取られてもおかしくない展開。ACL出場権獲得を目標に掲げるが、指揮官は「達成するには精神的に弱すぎる」。このままではJ1残留すら危うくなる。【益子浩一】