J1清水の日本代表FW岡崎慎司(23)が18日、W杯アジア最終予選最終戦のオーストラリアから帰国。この日、三保グラウンドを訪れ、オーストラリア戦(17日、メルボルン)から中2日での山形戦(20日、アウスタ)への出場を志願した。

 まだ戦いは終わっていない。帰国した岡崎は静岡に到着後即、三保のクラブハウスに向かった。「交代浴とストレッチで体をほぐしました」と、中2日で迎える山形戦を見据え、疲労回復に努めた。「本人と話して先発かどうか決める」と話していた長谷川監督は、面談後「本人が『大丈夫』と言っていた」と、次節のスタメン起用を示唆した。

 ウズベキスタン戦(6日、1○0)で日本を4大会連続のW杯に導く決勝点を挙げた。今季日本代表10戦7発の「侍ストライカー」は、どこまでもひたむきだ。最終戦後は長時間のフライトに、成田から静岡まで移動。さすがに足取りが重かったが「(最終戦に敗れ)悔しい気持ちで帰ってきた。まあ、ここからですね」と、自らを奮い立たせた。

 日本代表での大活躍で今後のリーグ戦でも、今まで以上に期待と注目が集まる。「期待されている中で、いかに結果を出せるかが大事」と、覚悟を決めている。「中2日の試合は、珍しくない。移動で多少の疲れはあるけど、こういうタフなところでやれるようにしたい」。山形戦で「清水の岡ちゃん」が「日本のエース」として凱旋(がいせん)する。【為田聡史】