海外挑戦を模索していた、新潟FW矢野貴章(25)が、残留の意思を固めたことが29日分かった。複数関係者によると、矢野は契約満了前日のこの日、新潟側に残留の意思を伝えたという。代理人とクラブ側の交渉は続いているが、契約の延長で大筋合意した模様だ。矢野にはドイツをはじめとした、欧州各国の複数クラブが関心を寄せ、一部は獲得に動きだしていた。ただ4季目を迎えた新潟への愛着と、来年のW杯南アフリカ大会への出場のため、代表定着を目指す意味でも、新潟でのプレー続行を選んだ。