4日の浦和戦で負傷したJ1山形MF古橋達弥(28)が、左足首ねんざで長期離脱が濃厚となった。6日の検査で全治3週間と診断された。小林監督は「古橋ばかりに頼っちゃいけないけど(チームも)痛い。今月と来月の頭は、どうかな…」と、4試合の欠場を示唆した。

 J2降格圏内に転落したチームにとって、弱り目にたたり目だ。この日はDF石川も、右太ももの違和感で別調整。2人で4得点、5アシストの「飛車角」を欠く緊急事態に陥った。浦和戦では「成長株」のMF広瀬も全治3週間の右ハムストリング肉離れを負い、別メニュー組は6人に膨れあがった。

 昨年までのJ2より日程に余裕はあるが、動きの激しさと一瞬の判断が求められる舞台では、心身の疲労は想像以上に大きい。指揮官の「目いっぱい頑張っているから、2カ月くらいで一気に疲れが出る」という分析通り、リーグ戦の失速も、開幕2カ月後の5月から。傷だらけの山形が正念場の夏をどう乗り切るか、注目だ。