<J1:浦和4-1山形>◇第25節◇13日◇埼玉

 山形が浦和に1-4で完敗し、今季3回目の3連敗を喫した。完全アウェーのムードにのまれてミスが続出。前半4分に先制されると、修正できないまま今季ワーストタイの4失点。戦術以前の経験値の差に、小林伸二監督(49)も頭を抱えるしかなかった。順位は15位のままだが、J2降格圏内の16位柏との勝ち点が2差まで詰まった。

 ロッカー室へ戻る小林監督の目が、血走っていた。「もったいないパスばっかり出して。子どもじゃないんだ!

 ビビってやって、どうすんだよな」。敵地にクラブ史上最多3000人超の山形サポーターが駆けつけ、これも初体験となる4万人以上の観衆が注視した一戦。ふがいなさの露呈に怒り心頭だった。

 試合開始直後から、イレブンの動きがおかしい。簡単にパスをカットされてはピンチを招き、攻撃に転じてはミスパスで流れを絶った。GK清水は「後ろから見てて、のまれてる雰囲気があった」と、異変を感じていた。

 長身FW長谷川の欠場対策として、細かいパスをつなぐ戦術を徹底したはず。だが指揮官は「(先制された)前半4分で計画が失敗した。相手をじらせずにしんどいゲームになり、個の力の差が残念ながら出た」と頭を抱えた。降格の不安を消すかのごとく「次(19日清水戦)にいいゲームをして今後の(下位との)直接対決に進みたい」と声を振り絞った。【山崎安昭】