<J1:山形1-0柏>◇第30節◇24日◇柏

 残留が見えた!

 山形が柏に完封勝ちし、約3カ月ぶりの連勝をマークした。後半12分にMF宮沢克行(33)が、リーグ戦12試合ぶりのゴールで先制。その後、柏の猛攻を耐えしのぎ、虎の子の1点を守りきった。J2降格ボーダーラインの16位柏との勝ち点差は10となり、残り4試合で勝ち点3を挙げればJ1残留が決定。最短で次節11月8日の鹿島戦で、残留が決定する。

 相手の守備意識が低くなった瞬間を、逃さなかった。後半12分、相手CKのこぼれ球を拾ってつなぎ、右サイドのハーフウエーライン付近からFW古橋が、前線に飛び出したMF宮沢へ絶妙のパス。相手GKと1対1の場面でボールを受けると、ワンタッチで右にかわして右足でゴール。宮沢は「僕が決めたけど、チームの得点です」と仲間をたたえた。

 9月26日の千葉との残留直接対決(2○1)を契機に、イレブンの顔つきが変わった。小林監督は会見で「直接対決を勝てているのが選手の自信になっている。(シーズン終盤の)ここに来て中間層のチームとは、やっていける手応えがある」と胸を張った。アウェーの雰囲気にのみ込まれず、集中力の維持を勝因に挙げた。

 GK清水の奇跡的な好セーブ連発が、集中力の高さを物語っていた。守護神は「試合前から、今日の結果次第で今後が楽になると思ってた。それほど難しいシュートはなかった」と言いのけるほどだ。

 これで次節、鹿島に勝てば、残留が決まる。指揮官は「勝ち点40という目標に、持って行ける可能性がある。頑張る」と意気込む。残留確定チャンスを、1発で決めてみせる。【山崎安昭】