浦和は17日、来季の主力構想から外れているFW高原直泰(30)を、戦力補強の進展具合によっては今季限りで放出する方針を固めたことについて、否定も肯定もしなかった。さいたま市内のクラブハウスを訪れた橋本社長は「高原とは話をしている」と話すにとどめた。一方、チーム練習に参加した高原も「(報道陣に)お話しすることはありません」と話した。

 契約は来季まで残っているが、主力構想外であることが表面化したことで、他クラブの補強リストに加わる可能性がある。高原の個人事務所「コラソン」の妙摩雅彦社長は「(浦和の)方針が本当ならば、すぐ(移籍先探しに)動かなければいけない。レッズにも状況を聞き、代理人(トーマス・クロート氏)とも相談したい」と話した。