ゴールデンエージの激突が楽しみだ。J1清水のMF小野伸二(30)が次節川崎F戦(27日=等々力)で、今季からJ復帰した川崎F・MF稲本潤一(30)との対決に闘志を燃やした。同学年でともに欧州も経験する2人だが、直接対決は少なく貴重な機会だ。
かつての戦友との対決を前に、小野は私情を封印した。25日、冷たい雨の中、シュート練習を中心に約2時間の調整でイメージを確認。23日にアジア・チャンピオンリーグ(ACL)1次リーグでメルボルンに4-0で大勝した川崎Fを「速攻は脅威だし注意しないと。1つのチャンスで、どちらが点を取るか、取られるか」と警戒。前節で単独首位に浮上したが「変なプレッシャーを(チームに)与えないように」と話した。
共に欧州を経験した相手MF稲本との競演はブンデスリーガのボーフム時代の08年3月8日以来で、Jでは98年5月2日(G大阪対浦和)以来、4347日ぶりとなる。「楽しみと言えば楽しみ」と一瞬だけ表情を緩めたが「相手のことは気にしない」と、キッパリ。2度のW杯を含む、過去4度の世界大会で日本代表として戦ってきた戦友だけに「危険なところをつぶす選手。能力?
相当すごいと思う」と実力は認めている。
小野も稲本も日本サッカーの「ゴールデンエージ」と称され、U-20日本代表で出場した、99年のワールドユースで準優勝という歴史的快挙を達成。ジーコジャパン時代は横浜MF中村、中田英寿氏と「黄金のカルテット」を形成した。欧州を経て、同時期に国内復帰した“盟友”相手であっても「戦術はこれまでと同じ。ぼくらは、みんなで戦います」。小野は“個人戦”ではなく“団体戦”で挑む。【為田聡史】



