W杯開幕直前にもかかわらず、日本のサッカー人気が下降していた。世論調査の専門機関である中央調査社が3日、毎年恒例の「人気スポーツ」調査の結果を発表。好きなプロスポーツ部門で、03年から野球に次ぐ2位だったプロサッカーが、大相撲に逆転されて02年以来の3位に転落した。

 最も好きなスポーツ選手部門でも、日本代表MF中村俊輔(31=横浜)の支持率が09年の2・4%から1・2%へ半減し、8位から12位に転落。06年W杯後に引退した中田英寿がサッカー選手でトップの11位にランクされた。98年に中山雅史(8位)三浦知良(10位)、02年に中田英寿(4位)、06年に中田英寿(7位)中村俊(9位)と、過去W杯開催年には日本代表選手がベスト10内にランクされていた。

 W杯に関する意識調査では「非常に関心がある」が10・4%、「ある程度関心がある」が30・8%で計41・2%。06年の計54・2%から13ポイントも減少した。