<サッカー:MCLみやぎチャレンジリーグ・仙台2-0NECトーキン>◇10日◇泉サッカー場
W杯南アフリカ大会に帯同していた北朝鮮代表MF梁勇基(28)が、ベガルタ復帰試合で「1発回答」した。東北社会人1部のNECトーキン戦にフル出場。前半終了間際にチーム2点目を奪い、5月15日のリーグ浦和戦以来約1カ月半ぶりの実戦で結果を出した。
チームを離れたブランクを感じさせず、序盤からFW中島やMF関口へ決定的なラストパスを供給した。そして前半ロスタイム。相手クリアのこぼれ球をペナルティーエリアのすぐ外で拾い、右足でゴール左隅に蹴り込んだ。「久々の試合を楽しむことができて良かった」。仲間に存在感を再確認させ、汗の染み込んだユニホームを絞った。
W杯期間中、北朝鮮代表の控え組は1度も練習試合がなかった。梁も合流した6日に「実戦は浦和戦が最後なので(この日の)練習試合が待ち遠しい」と話すなど、不安もあった。だが「疲れたけど、今の状態が分かって良かった」と手応えをつかんだ表情だった。
手倉森監督は「梁は赤点だな。90分間、しんどそうで顔が真っ赤だったから」と笑った上で「フル出場できたことが成果。自分で調整できる選手だし、心配していない」と及第点を与えた。17日の山形戦へ、大黒柱はさらにゲーム勘を研ぎ澄ましていく。【木下淳】



