<J1:C大阪1-0京都>◇第18節◇15日◇西京極

 京都がJ1ワーストタイの6試合連続完封負けを喫した。秋田豊監督(40)の就任4戦目は粘り強い守備でC大阪に食らいついたが、後半36分にFW家長に決勝点を許した。秋田監督は就任後4連敗で、チームは14戦勝利なしの最下位のまま。07年横浜FCに並ぶ6戦連続完封負けという屈辱の敗戦となった。

 熱血指揮官が泥沼にはまった。加藤前監督から続く負のスパイラルから抜け出せない。07年の横浜FCの20戦未勝利というJ1ワースト記録も現実味を帯びてくる緊急事態だ。

 W杯に出場した選手では初のJクラブ監督となったが、現実は甘くない。週に2度の2部練習を実施。対人プレーやフィジカル強化と根本からのチーム再建を余儀なくされている。「自分たちでボールを動かせている。試合内容として悪くない。チームの雰囲気も決して悪くない」と言い聞かせるように言った。

 最下位に沈むチームに、試合観戦に訪れた稲盛名誉会長は「苦しいな~。悪くはなかった。もうテコ入れはしない」と秋田体制の全面支援を明言。クラブもすでに来季終了までの1年半契約を結んだ。秋田監督に再建の道を託している。

 DF水本は「悪くないんだけど。もどかしい。ゴールを奪えない。前線には力のある選手がいるのに」とポツリ。途中出場して無得点だったFW柳沢は「監督を信じてやるしかない」と真剣な表情で言った。ゴールの予感がしない秋田京都。「引き出しはたくさんある」と言う監督の采配に期待するしかない。