<天皇杯:清水4-1水戸>◇3回戦◇13日◇アウスタ
ヤキモキしたぜ、後半の逆転には…。清水は水戸に後半8分に先制点を奪われるとスイッチオン。DF岩下敬輔(24)の同点弾に続きMF小野伸二(31)がPKによる勝ち越し弾で後半21分にひっくり返し、ロスタイムにダメ押しした。11月17日の4回戦は横浜と対戦する。
天を仰ぐしかなかった。後半8分、相手MF大橋が放った平凡なミドルシュートをGK西部が痛恨のファンブル。つかみ損ねたボールはコロコロコロとゴール内に転がった。J2で中堅以下の13位に位置する水戸に先制点を許した。10日のナビスコ杯準決勝第2戦から先発8人を入れ替えフレッシュなメンバーで臨んだが連係面で思うように機能せずチグハグさを露呈した。
予想通りの苦戦だったが、J1の意地だけは忘れなかった。後半18分、CKのこぼれ球をDF広井が折り返し、最後はDF岩下が押し込み同点。さらに同21分、FW原が獲得したPKを同18分から途中出場したMF小野がゴール左に落ち着いて決めて逆転に成功し、なんとか冷静さを取り戻した。
9月5日の天皇杯2回戦(対ホンダ)以来となる公式戦8戦ぶりにしてようやく白星を手に入れた。格下相手ではあるが、国内プロデビュー戦となったFW伊藤が後半18分までのプレー。前半6分のヘディングシュートから始まり、同25分には自らドリブルで切り込んで強烈な右ミドルを放つなど、ゴールにはならなかったが潜在能力の高さを十分に見せつけた。
この日は反省と収穫が浮き彫りになった。4得点で逆転勝ちしたが単純なミスからの失点はJ1相手では命取りになることは必須。一方で、新戦力がJ2相手ながら存在感をアピール。どちらも今後に向けての糧になる。【為田聡史】



