今季限りで退団する清水のDF市川大祐(30)の「エスパルス人生最終章」が、今日6日のC大阪戦(午後2時=金鳥スタ)から始まる。

 5日、約1時間の最終調整後、思いを口にした。「このチームでプレーができる時間は限られている。ジュニアユース時代からだと18年、プロとして13年間の思いをピッチで表現したい」。

 10月18日にクラブから来季契約を結ばない旨の通告を受けた。「初めてのことだったんで」と、ショックを隠さなかったがプロ選手である以上、避けては通れない道だということも理解していた。「(退団が)報道に出て『やるしかない』と覚悟がしやすくなった」。長年在籍した清水、サポーターへの恩返しは言うまでもなく、自分自身の新たな道を切り開くための戦いも同時に始まる。

 今季は開幕から3戦はスタメン出場したが、ひざの負傷もあり第15節までの12試合はベンチ外。夏場から戦列に復帰し、ここ4戦はスタメン出場を続けている。「退団する選手は周りも分かっているし、いろいろな角度から見られる。来季に向けて大事な場になる」。他クラブへのアピールも忘れてはいない。【為田聡史】