J2に降格した東京MF梶山陽平(25)が16日、東京・小平グラウンドでの練習後、チーム残留を表明し、来夏の海外挑戦を目標に掲げた。「(チームには)残ります。夏に海外に行きます。目標に向かって、それまでなるべくチームの勝ち点に貢献して、自分のレベルを向上させたい」と話した。

 梶山はもともと海外志向が強い。東京とは来季1年契約を残しているが、クラブ側は「(梶山の)代理人とは話をしてます」と海外移籍は容認していく構えだ。現時点で海外クラブからのアプローチはないが、日本代表予備登録メンバーにも選ばれ、「年齢もそうだし、1部でも2部でもいいから挑戦したい。そのためにも日本代表に選ばれるように頑張りたい」と意欲を見せた。

 ジュニアユースから東京の生え抜き選手。クラブが生み出した「最高傑作」として、エース番号「10」を背負う。梶山は「本田(圭佑)も活躍しているし、萌君(細貝)も(海外に)行くし」と北京五輪でともに戦ったメンバーからも刺激を受けたことを明かした。

 また、この日、去就が注目されていた日本代表DF今野泰幸(27)がチーム残留を表明した。