<J1:磐田4-0山形>◇第10節◇7日◇ヤマハ
山山コンビだ~!!
磐田はFW山崎亮平(22)のリーグ戦初ゴールとMF山田大記(22)のプロ初ゴールで天敵・山形を下した。前半13分、山崎はPKのこぼれ球を押し込みチームの2点目をマーク。大量リードを奪った後半15分、山田が勝利を決定づけるダメ押し弾。エースFW前田遼一(29)の2発に、伸び盛りの若手も大活躍で、今季ホーム初勝利は会心だった。
決して派手ではない。だが、ゴールはゴールだ。まずは山崎だ。エース前田が放ったPKは1度相手GKに阻まれたが、そのこぼれ球に勢いよく飛び込んだ。前田がシュートを放つ前から助走を始め、蹴った本人よりも早く反応してネットを揺らした。「(遼一さんは)見えていなかったけれど、とにかく詰めようと思っていた」。山崎らしく、泥臭いゴールでリーグ戦初得点をマークした。
山田が続いた。圧倒的にボールを保持し、主導権を握った後半15分、DFをかわして緩やかなループシュートを放った。相手GKに阻止されたが、こぼれ球に体勢を崩しながら左足で当ててシュート。ゴールに吸い込まれたことを確認すると、照れながらサポーターの元へ走った。山田は「イメージしていたゴールと違ってちょっと恥ずかしかった。でも素直にうれしい」。幼いころからあこがれていたヤマハスタジアムでのゴールに自然と笑みがこぼれた。
寮生活をともにする2人。毎日、サッカーの話題で盛り上がっているが、ピッチでは負けられないライバルだ。山田は特にその意識が強かった。先にプロ入りした山崎と山本康に対して「何とか追いつきたい。同年代だけれど負けたくない」とライバル視し、腕を磨いてきた。山崎も負けじと、練習からファウル覚悟のタックルをするなど、言葉に出さないが、プレーで気持ちを表現してきた。
今季は開幕戦で山本康が決勝点。大卒ルーキーの小林や金園も活躍するなど、若手同士が意識し合うことで、チームの相乗効果が生まれている。山崎は「これからも取り続けないといけない」と貪欲に話す。山田も「次は好調の仙台。連勝して勢いに乗りたい」。新生・ジュビロが上昇気流に乗ってきた。【神谷亮磨】



