<J1:磐田3-0柏>◇第15節◇15日◇柏
磐田が今季9戦4失点だった首位柏から3点を奪い快勝した。前半20分、リーグ戦初先発のルーキーFW金園英学(22)の先制ゴールで突破口を開くと、エースFW前田遼一(29)が同45分、後半14分に得点して鉄壁を崩した。
エンジン全開で突っ走った。前半20分、味方のロングフィードをリーグ初先発のFW金園が諦めずに追いかけた。相手DFがクリアする瞬間を狙いボールを奪取。バウンドしたボールを左足ダイレクトで振り抜き、ゴール右隅に突き刺した。U-22日本代表FW山崎の代役で出場した金園の今季3点目で、4試合連続完封していた相手ゴールをこじ開けた。この日はMF山田、小林と共に出場。磐田のルーキーが3人同時に先発するのは94年以来17年ぶりだった。
柳下正明監督(51)が「何をしでかすか分からない」と話していたルーキーの1発で試合を優位に進めると、同45分、不動のエースが輝きを放った。DF駒野のクロスをゴール前に飛び込んでいたFW前田遼一(29)が左足で合わせて追加点。リーグ3戦ぶりのゴールでさらに勢いは増した。後半14分、ドリブル突破で前線まで駆け上がったDFパクがグラウンダーでスルーパス。相手DFの裏に抜け出した前田が右足で押し込んで3点目。今季3度目の1試合2ゴールを達成し、反撃に転じる相手の戦意を奪った。
攻撃陣の奮闘に応えるように、守備陣も体を張った。ハーフタイムに柳下監督が「ゴール前で慌てずに守備をすること」と指示を出した通り、細かいパスをつなぐ相手に飛び込まず、粘り強くはね返した。後半34分には相手の畳み掛けるような攻撃もGK川口がビックセーブ。リーグ2戦ぶりの完封勝利を収めた。
前節は昨季王者に力負けし、ホームで初黒星。さらにこの日はU-22日本代表のMF山本康とFW山崎が不在と、ベストの布陣ではなかった。それでも、若手とエース、そして攻守がかみ合っての快勝。前田は「柏相手に完封できてうれしい。前の試合で外して負けているので、よかったです」と笑顔を浮かべた。



