G大阪の日本代表MF遠藤保仁(31)が、長期離脱する可能性が出てきた。原因不明の体調不良のため19日の練習を回避し、大阪・茨木市内の病院で血液検査を受けた。結果は異常がなかったが、上半身に力が入らない状態で、今日20日にも首の精密検査を受ける。

 小林ドクターは「むち打ちのような症状で、筋力が落ちているのかも知れない。回復しつつあるので、異常がなければ練習できるでしょう」と説明。一方で西野監督は「倦怠(けんたい)感や、脱力感がある。原因が分からないから、以前やった(入院した)ような感じにならなければいいが」と心配そうに明かした。

 遠藤は06年10月の日本代表のインド遠征中にウイルス性肝炎を発病し、北京五輪前の08年7月にもウイルス感染症で入院した。今回も長期離脱となれば、日本代表として出場する8月10日の韓国戦(札幌)だけでなく、9月のW杯予選にも影響を及ぼしてくる。