<天皇杯:G大阪3-2町田>◇15日◇4回戦◇万博

 G大阪の日本代表MF遠藤保仁(32)が、FK弾で2季ぶりに8強へ導いた。後半35分にゴール正面から、きれいな弾道で決勝弾。格下の町田にリードを許し、苦しい展開を一蹴りで打開した。トップ下でプレーした大黒柱は「(FKは)冷静に蹴ることができた。正直、ゴールを決めることができて良かった」とにんまり。リーグ戦ではJ2に降格したが「いつまでも下を向いているわけにはいかない」ときっぱり。今季限りでの退任が確実な松波監督とともに、屈辱のシーズンを優勝で締めくくる。