1年でのJ1復帰が絶対条件のJ2G大阪が、目標勝ち点を「90」に設定した。開幕京都戦(3月3日、万博)に向け2月28日は万博練習場で調整し、長谷川健太監督(47)が選手に伝えた。リーグ42試合で目標値を突破するために、指揮官は最低でも「5勝2敗」ペースで勝ち続けることを厳命。日本代表MF遠藤保仁主将(33)は「一番はぶっちぎりで優勝。最終目標は昇格なので、早い段階で(昇格を)決められるようにしたい」と話した。

 あくまでも勝ち点「90」は最低ラインだ。理想は同「100」に加え、得点数も「100」の大台に乗せること。J2は毎年のように試合数が変動しているため、一概には言えないが、昨季の甲府は今季と同じ42試合で同「86」ながら独走優勝。一方で、08年広島も42試合で同「100」を記録している。戦力的にJ2史上最強のG大阪なら、勝ち点と得点数の「ダブル100」も現実的になる。

 開幕戦はFW家長が慢性的な足の疲労などで出場微妙。それでも十分な戦力がある。DF岩下は「自信はあります。やらなければいけない重圧も、自分にかけている」。屈辱的なJ2の舞台では、勝って、勝って、勝ちまくるしかない。健太ガンバの、記録的快進撃が始まる。【益子浩一】