<J1:柏1-3C大阪>◇第12節◇18日◇柏
C大阪がFW柿谷曜一朗(23)の2ゴールなどで柏に快勝した。1-1の後半31分に、MF扇原のアシストから勝ち越し右足シュート。終了間際にも、FW南野とエリア外へ飛び出した相手GKが競ったこぼれ球を流し込んだ。チームは6戦連続負けなし。柿谷は今季8得点目で得点ランク2位タイに浮上した。柿谷は相手FW工藤の「不敗神話」も止めた。
FW柿谷が終盤に本領を発揮した。後半31分の1点目は、相手の守備ラインを見極め、MF扇原からの浮き球パスを呼び込んだ。「トラップはミスした」と球は流れたが、構わず右足で仕留めた。終了間際にも、FW南野とエリア外へ飛び出した相手GK菅野が競ったこぼれ球を拾い、落ち着いて無人のゴールへ流し込んだ。
柿谷は相手GKのクリアが「こぼれてくると思った」とFWらしい嗅覚がさえた。これで得点王争いに加わる今季8得点。抜群の決定力でチームは6戦連続負けなしとなった。
相手FW工藤との「エース対決」も制した。C大阪はこの日、工藤に先制ゴールを許した。負ければ同FWの得点試合での柏の無敗記録が29戦に伸びていた。柿谷の2ゴールは相手エースの「不敗神話」を止める価値あるもの。観戦した日本協会の原博実強化担当技術委員長も「柿谷は瞬間的なスピードとか、自分で(勝負に)行ける魅力がある。工藤や豊田(鳥栖)と高いレベルで競争してほしい」と評価した。
柿谷は今季開幕から6戦目までに4ゴール。しかし相手チームのマークが増し、思うように得点できない日々が続いた。3日の湘南戦で2点を決めたが、ナビスコ杯も含め、公式戦はここ3戦無得点。16日の練習後にはレビークルピ監督と話し合った。
1点目の直後には感謝を込めて真っ先に同監督と抱き合った柿谷。それでも試合後にはトラップなど細かいミスについて「こんなプレーをしていては日本を代表することはできない」と反省。謙虚にさらなる成長を目指す。【千葉修宏】



