<J1:広島3-1清水>◇第28節◇5日◇Eスタ

 清水は、首位争いを演じる広島に敗れた。後半26分にFW大前元紀(23)が獲得したPKを自ら決めて先制。プラン通りに試合を進めたが、同31分に豪快なミドルを決められると状況は一変。同34分、43分にも失点を重ね、7月鹿島戦以来今季3度目の逆転負けを喫した。19日の次節鳥栖戦は、この日警告を受けたFWラドンチッチ(30)とMF本田拓也(28)が出場停止。厳しい状況は続きそうだ。

 雨が降り注ぐEスタに「エスパルスコール」がむなしく響いた。今季3度目の逆転負け。アフシン・ゴトビ監督(49)は「78分間は試合をコントロールできていた。非常に残念な結果」と悔やんだ。

 今季3度目の連勝へ、順調に試合を進めた。「前半を無失点で終わらせるために、少し保守的に入った」(ゴトビ監督)。序盤はリスクを冒さず、守備に重点を置いた。決定的なピンチは同35分のポストに救われたCKぐらい。狙い通りの無失点で前半を終えると、後半26分。FW大前が獲得したPKを自らゴール右へ決め、先制点を奪った。

 「勝利」の2文字が頭をよぎったが、相手は首位を争う昨年覇者の広島。甘くはなかった。同31分にFW高木俊幸(22)のクリアボールがシュート体勢に入っていた相手の右足に当たり、不運な形で同点弾を献上。後手に回ると、中盤に空いたスペースを突かれ、同34分に再び強烈ミドル。終了間際の同43分には、DFラインの裏を突かれて決定的な3点目を失った。

 2週間後の次節鳥栖戦は、チームの好調を支えるFWラドンチッチとMF本田を累積警告で欠く。DF平岡康裕(27)は「いつも通りのサッカー、結果が求められる。切り替えて良い準備をしたい」と、チームの真価が問われる一戦に視線を向けた。【前田和哉】