<天皇杯:磐田0-1札幌>◇13日◇3回戦◇ヤマハスタジアム
磐田はJ2で10位の札幌に0-1で敗れ3回戦で姿を消した。リーグの前節仙台戦で見せた厚みのある攻撃は影を潜め、守っても相手の19歳MFをゴール前でフリーにして金星ゴールを決められた。最後はDF駒野友一(32)の右からのクロスで猛反撃したが、最後までゴールを割れなかった。今季はリーグで6試合を残すのみ。残留のためには、切り替えて次節に臨むしかない。
ホームで格下の相手に、無得点で敗れるまさかの結末だった。あまりにも早すぎる敗退に、サポーターからは「ホームで恥ずかしくないのか」「もっと走れよ」と厳しいブーイングが起こった。関塚隆監督(52)は「非常に残念な結果。(前節の)仙台戦でできていた形が攻守ともに生まれず重い試合になった」と振り返った。
MF山田大記(24)らけがの離脱者を抱え、次節川崎F戦ではボランチのカルリーニョス(30)が出場停止。苦しい台所事情とはいえ、仙台戦で見せた複数が連動する攻撃スタイルが皆無だった。中盤でボールを奪われ守備陣もばたついた。エースFW前田遼一(32)はシュート0本。DF藤田義明(30)は「全体的に自分を含めミスが多くて自滅した。慎重になりすぎて思い切りの良さを出せなかった」と声を絞り出した。
後半22分、CKからのクリアボールから失点した。相手FWがクロスを上げるそぶりからフリーで待っていたMF神田夢実に縦パス。磐田守備陣はマークに付けず、19歳の神田に金星ゴールを献上してしまった。藤田は「そこだけ空いてしまっていた。マークの確認の声を出すとか、組織の守備をしなくてはいけなかった」と悔やんだ。
今季はもう、リーグの残り6試合だけ。試合でいい形を発揮しても、長続きしないのが今のチームの現状だ。関塚監督も「やはり勝ちきることで自信というか、自分たちの確信になっていないというところではないか」と話す。19日にはアウェーで川崎F戦が控える。DF駒野は「このような試合ではこれからも難しい試合が続く。それを1人1人考えて気持ちを入れてやり直さなければ」。切り替えてリーグ戦に臨むしかない。【岩田千代巳】



