<J2:徳島1-5G大阪>◇第38節◇27日◇鳴門大塚

 G大阪が、元日本代表FW宇佐美貴史(21)のプロ初のハットトリックとなる4得点などで徳島に大勝した。次節11月3日熊本戦(ホーム)に勝てば、3位京都の引き分け以下でJ1昇格が決まる。

 鳴門海峡を臨む敵地徳島。宇佐美のゴールラッシュで、J1昇格がグッと近づいた。名物「渦潮」のように力強い。前半22分に先制弾を挙げると、結局はプロ初のハットトリックとなる大量4得点を記録した。

 「チームが勝てたことが一番ですけれど、やっぱり4点も取れば気持ちがいい。でもハーフウエーラインから独走して4点取ったら自分のゴールですけど、そうじゃないですから。いい形でボールを運んでくれたので(仲間に)感謝したい」。G大阪ユースから高校2年時の09年にトップ昇格してから、3得点以上は公式戦では初めてだ。

 Bミュンヘン、ホッフェンハイムとドイツでの2年間の武者修行を終え、シーズン折り返しを過ぎた7月下旬に復帰してから14戦15発。ついにJ2得点ランク2位に並んだ。

 「マジっすか?

 2位っすか?

 来た~っ。でも余計なことを考えるとダメなんで、次も勝つことだけを考えたい」。次節熊本に勝てば、首位神戸と対戦する3位京都の引き分け以下でJ1復帰が決まる。J1昇格、W杯という夢のために、21歳は全速力で走り続ける。【益子浩一】