J2降格が決まった磐田は13日、磐田市内で、23日のホームでの横浜戦に向け練習を行った。けがで離脱中のDF宮崎智彦(28)と小林祐希(21)はリハビリに励み、早期の合流に意欲を見せた。

 宮崎は1日の練習で左足内転筋を痛めた。現在はスパイクを履き、ボールを蹴るメニューにも取り組んでいる。「もう大丈夫。今週から部分合流できれば」。今季は勝負弱さから抜け出せず勝ち点を失った。その理由を「状況が悪い時、怒って活を入れるリーダーシップを取れる選手が自分も含めていなかった」と反省する。「言うことで雰囲気を悪くしてはいけないとか、そういう気持ちがあったと思う。でも、それではダメ。自分はきつく言ってもいい年齢になってきたので、来年は心をあらためてやっていかないと」と話した。

 また、左太もも裏痛で1カ月離脱している小林祐は、痛みも消え復帰目前だ。「気分で変えた」と茶髪を黒髪に戻し「残り3試合のうちに復帰したい。プロは夢や感動を与える仕事。必死にやるのは大前提。その中で、一瞬のひらめきやアイデアを出していかないと」と実戦復帰に燃えていた。【岩田千代巳】