<J3:福島0-1鳥取>◇第4節◇30日◇とうスタ

 福島の初勝利はならなかった。今季2度目のホームで鳥取に敗れた。昨季J2の相手に1歩も引かないゲームを展開したが、後半ロスタイムに痛恨のPKを献上。勝ち点を重ねることはできず、最下位に転落した。

 勝ち点「1」にも届かなかった。福島が、あと1歩のところで負けた。激しい雨で水たまりができ、ボールが転がらないピッチ。栗原圭介監督(40)は「シンプルに背後を狙っていこう」と、割り切った戦い方でゴールを目指した。イレブンは相手7本のシュートを阻止し、最後まで粘り強くボールを追ったが、試合終了間際にPKで決勝点を許した。

 両チームとも本来の戦術は捨て、ロングボールを多用する展開。だが栗原監督は「紙一重だが、相手の方が質が高かった」という。同じ悪条件の中でも、キック、ボールの運び方など、1つ1つのプレーのわずかな差が勝敗を分けた。福島のシュートは、前半にMF金功青が放った直接フリーキックの1本だけ。ゴールが遠かった。

 ホーム戦はこれで2連敗となったが、光もあった。新加入の19歳、FW田村がJデビュー。後半途中から出場し、持ち前の高速ドリブルでゴール前に切り込むなど若さあふれるプレーを披露した。これまでの3戦はベンチ外も「出られれば(点を)決める自信はある」と言い続けてきた。試合後は「もっと前に運んで押し込みたかった。次は点を取って勝ちたい」。次節藤枝戦からの逆襲を誓っていた。【成田光季】