<ナビスコ杯:清水1-0G大阪>◇1次リーグ◇2日◇アイスタ

 清水はG大阪を下した。前半33分に絶好調のFW長沢駿(25)がゴール前のスルーパスに抜け出し先制点を決めた。自身初の公式戦4戦連続ゴールを決めると、チームもこの1点を最後まで守りきった。1次リーグ2連勝を飾り、6日のリーグ甲府戦に向けて弾みをつけた。

 序盤から拮抗(きっこう)した展開が続く中、試合を動かしたのはFW長沢だった。前半33分、左サイドから中央に切り込んだFW大前元紀(24)のパスをMF竹内涼(23)がワンタッチスルーパス。これに抜け出すと、左足で冷静に流し込んだ。自らの連続得点記録を更新する、公式戦4試合連続ゴールで幸先よく先制点をもたらした。

 今季から背番号「9」を背負う長沢。G大阪の長谷川健太監督(48)もかつて、清水のストライカーとして同番号を背負っていた。幼少期にはピッチで躍動する長谷川監督をスタジアムで目にしていた。そんな偉大な“先輩”との対戦に、長沢は試合前から「過去いろいろな人が付けてきたけど、僕の中で9番と言えばやっぱり健太さん。これから『9番は長沢』と思ってもらえるように、ゴールを決め続けていきたい」と意気込んでいた。

 長沢が有言実行の一撃で駆けつけたサポーターに「新9番」を印象づけると、チームは最後まで集中を切らさずに、今季公式戦2度目の完封勝利を飾った。ナビスコ杯2連勝を飾ると同時に、中3日で迎えるリーグアウェー甲府戦に向けて勢いをつけた。【前田和哉】