左太もも裏の肉離れで離脱していた清水のMF石毛秀樹(19)が、今日10日のアウェー広島戦で戦列復帰する。9日、完全非公開で最終調整を行ったアフシン・ゴトビ監督(50)は「準備はできている。動きも良いし、18人のメンバーに入る」とGOサインを出し、同行を明言した。

 石毛は先月23日の練習中に負傷し、全治2週間と診断された。懸命なリハビリで前節新潟戦前日にチームに合流。「試合復帰にはまだ早かった」(ゴトビ監督)と、前節の起用を回避したことで、状態はさらに上向いた。患部に施されていたテーピングも今はない。石毛は「もう大丈夫。コンディションも良いし、必要以上の気負いもない。思い切りやるだけです」と、自らも万全を強調した。

 現在、チーム3連敗中で、シュート本数は2戦連続で1桁と攻撃陣に元気がない。出場機会は流動的だが、いずれにしても攻撃的な位置で起用されそうだ。石毛は「途中出場だろうと、出番が来たら積極的に仕掛けいきたい。1発とは言わずに、2発3発を狙って攻撃に勢いを与えたい」と誓った。中断期間までは残り2戦。清水を復活させる一撃を狙う。【前田和哉】