<ナビスコ杯:G大阪3-1東京>◇1次リーグ◇24日◇万博

 G大阪はFW宇佐美貴史(22)の2発などで東京を下し、4勝目を挙げてA組首位に浮上し、ベスト8による決勝トーナメント進出に王手をかけた。

 G大阪FW宇佐美が完全復活だ。前半16分にDF3人が立ちはだかる中でミドル弾。同点に追いつかれた後半8分、DF3人に囲まれながら迷わず右足を振り切った。「試合をするにつれて感覚が戻ってきている。精神的にも身体的にも上がってきていたので点を取れたことは大きい。結果につながって良かった」と笑顔を見せた。開幕前の2月に左足を負傷し離脱。W杯代表入りの夢もかなわなかった。だが4月末に復帰し、5月6日のJ1徳島戦で今季初得点を挙げていた。

 周りの期待を超えたい気持ちは人一倍強かった。「期待やプレッシャーを味方にできるか。味方にするというより越えられるかだと思っている」と口にしていた。復帰前、試合に出られない自分の横断幕が、万博やアウェー会場にあったのを目にし、熱い気持ちがこみ上げた。サポーターからの「はよ戻ってこいよ」の一言に勇気づけられた。

 1次リーグ突破に王手をかけた。自力では28日のアウェー仙台戦で引き分け以上で決まる。J1では暫定16位と降格圏内。エースが勢いを取り戻し、W杯中断期間明けのJ1後半戦で巻き返しを図る。【辻敦子】