<J2:札幌1-1福岡>◇第16節◇5月31日◇札幌厚別

 J2札幌は福岡に引き分けた。0-1の後半ロスタイム3分にDFパウロン(24)が右足で同点ゴールを決め、土壇場で追いついた。初の連勝も厚別100勝もお預け。前節水戸戦大勝の勢いは続かず、負けなかったことだけが収穫だった。

 敗戦濃厚な試合を救ったのはパウロンの右足だった。試合中に左足をつっていたためセットプレーの流れで、DFラインに戻らずに前線に残っていたことが幸いした。MF砂川のロングボールをDF上原慎が頭で戻し、最後は助っ人が放ったシュートが、相手DFに当たりゴールに吸い込まれた。来日後初の足での得点。だが「勝ち点3がほしかった。最低限の結果」と喜びは少なかった。

 前半は福岡の精力的な守備に押された。自陣でのパス回しが多く、4点を挙げた水戸戦での推進力は、半減した。「思い切りがなく、消極的だった」と財前監督。エース内村が10戦ぶり先発も、前線にボールが入る前に奪われる場面が多く、決定的チャンスは、ほとんどつくれなかった。

 「低い位置から1発で通そうとしても可能性は低い。高い位置から背後を狙えるようにしないと。自分も、もっと動いてボールを受けていかないと」と内村。課題を修正し、拾った勝ち点1を、次節の勝ち点3につなげる。【永野高輔】