J2磐田のDF宮崎智彦(27)が11日、15日の山形戦で元同僚とのボランチ対決に意欲を見せた。この日、チームは磐田市内でホーム最終戦に向け調整。山形のボランチは昨季まで同僚だったMF松岡亮輔で、宮崎は松岡と中盤で対峙(たいじ)することになる。

 昨季は降格危機の中、守備と精神面でチームを引っ張った元同僚に「チームの不安定さをなくす元気さがあって身近な先輩として尊敬した1人」と振り返り「特長も嫌がるプレーも分かる。自由にさせないことが鍵になる」と話した。山形はJ1昇格プレーオフ(PO)をかけ必死で、磐田も勝てば4位以内が確定する。「このプレッシャーでやれるのはなかなかない。引き分けはいらない。POに向け勝ち癖をつけたい」とホーム最終戦での必勝を誓った。【岩田千代巳】