アジア大会の陸上男子マラソン代表の川内優輝(27=埼玉県庁)が15日、職住を構える地元、埼玉県久喜市内で行われた「川内優輝選手応援団」主催の壮行会に出席した。

 日本陸連、JOCの結団式が行われた前日に語っていたように、金メダルを取らなければ来年の北京世界選手権を目指さない決意を、この日もあらためて強調。「厳しい目標ではありますが、不可能ではない。結果を残すことが、再来年のリオ五輪への道筋になる」と厳しい表情で語った。

 昨年のモスクワ世界選手権で披露された、応援グッズの幟(のぼり)や応援歌が披露され、母校の鷲宮中陸上部の後輩から激励メッセージも贈られた。ほのぼのムードの中、壮行会は1時間で閉幕。「8月下旬から調子は上向いています。このままの勢いで仁川まで突っ走っていきたいと思います」と奮闘を誓った。