シカゴ・マラソンは11日、シカゴで行われ、女子で2013年世界選手権3位の福士加代子(ワコール)は2時間24分25秒で4位に入った。
終盤にペースダウンする課題は残し「やっぱりマラソンは難しい」と言う。8月に右足に痛みが出て、練習量を落とした時期があったことを考慮すれば、今後につながる内容だった。
日本陸連が定めたリオデジャネイロ五輪の設定記録2時間22分30秒を念頭に先頭集団を引っ張った。海外の主要大会では異例のペースメーカー不在のレースながら、中盤までは2時間20分を切るような展開だった。
「37キロぐらいのところで(ペースアップに)反応できなかった」と悔やんだが、現地のテレビ中継は「素晴らしいレースをつくったのは福士だ」とたたえる走り。昨年のベルリン以来、約1年ぶりのマラソンで自己ベストの2時間24分21秒から4秒遅れた。脱落後は自己記録から大きく遅れたと勘違いし「今思えば残念」と苦笑いした。
次は五輪代表入りを懸けて来年1月の大阪国際か3月の名古屋ウィメンズを走る。「とりあえず練習やらなきゃ」と意欲をのぞかせた。