日本水連がドーピング違反による資格停止期間中の選手が試合出場の手続きを行った際、出場を認める事案が発生した。

1日、都内で村松さやか常務理事が取材に対応。「基本的には我々は選手たちの将来をサポートしたい。チャンスを摘みたくない」と対応の理由を話した。

同事案は愛知・名古屋アジア大会(9月)の代表選考を兼ねた3月の日本選手権で発生。大会では資格停止期間が空けるが、エントリー期間はまだ停止中だった。ただ、ルール違反とはいえなかった。なぜなら、そのような時の対応がルール化されていなかったためで、常務理事会で急きょ内規を策定し、ルールとして認めることに決めた。当該選手は代表入りを決めたという。弁護士に相談しながら日本アンチ・ドーピング機構(JADA)に問い合わせたところ、判断は連盟に任され、「本来あって欲しくないけど、将来的に基準があった方がいい」と、今後同様のケースに対応するためにルール化した。

今回特別救済措置のような印象を与えるが「今回の違反事例を照らし合わせて、違反が故意的であったかとか、他人に迷惑をかけたかとかではない。それであればということで、今回は措置をするというふうに動いたっていうこと」と説明した。