約3万6000人が参加して東京マラソン(兼リオデジャネイロ五輪代表選考会)が行われ、高宮祐樹(ヤクルト)が2時間10分57秒で日本人最高の8位に入った。

 外国人招待選手のアフリカ勢が主導権を握るレース展開。高宮は第2集団から順位を上げた。40キロをすぎて前を行く服部勇馬(東洋大)をとらえた。最後まで粘り、日本人最高位をつかんだ。

 高宮は「(日本人1位の)実感はないです。なぜか(日本人)トップでびっくりした。最後まで自分のペースで走った。何とか(前を行くランナーを)拾っていくレースができた」と振り返った。

 リオデジャネイロ五輪代表選考については「まだ力が足りないですが、(選考は)どうなるかわからないけど、練習をしていきたいです」と話した。