<陸上:ボストン・マラソン>◇15日◇米ボストン

 女子はリタ・ジェプトゥー(ケニア)が2時間26分25秒で7年ぶりに制した。

 両手を上げてゴールテープを切った32歳のジェプトゥーは、走り終えたばかりのコースに勝利のキスをした。「ことしはとてもいい練習ができていた。コーチに感謝したい」と7年ぶりの優勝を喜んだ。

 ボストンは5度目の出場。30キロすぎの「心臓破りの丘」を越え、40キロまで競り合っていた22歳のハイル(エチオピア)を終盤に振り切った。

 2005年の世界選手権で7位入賞と長いキャリアを誇る。出産のため09年、10年はレースから離れていたが、復帰した11年はマラソン3度、ハーフマラソン4度と精力的にレースをこなした。1秒差で2位となった昨年のシカゴでは自己記録となる2時間22分4秒をマークした。

 選手層が厚いケニア勢にあって息の長いベテランが力を示した。