東京マラソンで日本人トップの3位に入り、8月の世界選手権出場を決めた公務員の川内優輝(23=埼玉陸協)が、鳴りやまぬ携帯電話から逃げ出した。「時の人」のもとにはレース後から取材電話が殺到。春日部高(定時制)事務職員として、多忙な入学願書の受け付け業務も重なった。まだ番号の登録を済ませていなかったのか、日本陸連からの電話にも出なかったという。そこで日本陸連の沢木専務理事、木内委員長代行は2日に春日部高を訪問し、今後の支援態勢を説明。木内委員長代行は「名刺を置いてきました。個人だから電話の対応など大変。(日本陸連の)事務局が代行することもある」と、マネジメント業務に乗り出す考えも明かした。