日本自転車競技連盟は1日、ロンドン五輪代表にトラック種目は男子の渡辺一成(28=日本競輪選手会)、新田祐大(26=同)、中川誠一郎(32=同)と、女子の前田佳代乃(21=鹿屋体大)、男子ロードレースは新城幸也(27=ヨーロッパカー)を選出した。ロードレースでは既に別府史之(29=グリーンエッジ)が代表に決まっていた。

 4月の世界選手権(メルボルン)のケイリンで5位に入った渡辺は、別府とともに北京五輪に続く2度目の代表。他の選手は五輪初出場となる。

 日本はトラック種目で男女のスプリント、男子チームスプリント、同ケイリンの出場枠を獲得。中野浩一選手強化委員長は3大会連続のメダルが懸かる男子について「ケイリンが一番メダルに近い」と述べた。ケイリンとスプリントにどの選手を起用するかは今後、決める。

 新城は世界最高峰のツール・ド・フランスを2年連続で完走したほか、2010年世界選手権では日本のプロで過去最高の9位になった実績がある。