<全国高校バスケット選抜優勝大会:沼津中央88-69京北>◇27日◇男子準々決勝◇東京体育館

 沼津中央(静岡)が、第4クオーター(Q)の猛攻で、京北(東京)を破って、静岡県勢初の準決勝進出を決めた。第3Qまでは一進一退の攻防で、3点差で沼津学園がリード。第4Qに入り、鈴木聖也(3年)の得点を皮切りに、201センチのソウ・シェリフ(3年)がリバウンドを独占、次々とシュートが決まり、5分過ぎまでに18点を挙げ、京北を0点に抑えて勝負を決めた。鈴木は「自分たちが静岡県で最初にベスト4に入れたのがうれしいです。第3クオーターで簡単なシュートをミスして、みんなで切り替えようと話しました。相手の足も止まっていたし」と、笑顔をみせた。杉村敏英監督(62)は、準決勝で波に乗る尽誠学園(香川)との対戦になることに「うちのバスケットをするだけ。渡辺(尽誠学園)とソウのエース対決になるでしょう。どんなチームにも対応できるように練習してきていますから」と、自信を見せた。