卓球の世界選手権(中国・蘇州)が26日、開幕した。

 この日は日本勢の出場がなかったが、男女シングルスでシード入りしている選手には、メーン会場での公式練習の時間が割り当てられ、世界ランク5位の石川佳純(22=全農)は30分間、練習パートナーを相手に実際に観客の入った状態で、会場の雰囲気を確認しながら汗を流した。

 石川の初戦は27日夜、吉村真晴と組んで出場する混合ダブルスで、勝てば同夜にさらに1試合行うことが決まった。日本代表全選手を通じても最初の試合となり「初戦の初戦。自分としてもチームとしても、いいスタートを切りたい。試合時間も、違和感はそれほどない」と力説し、精神面での充実ぶりものぞかせた。