男子1500メートル自由形で、萩野公介(20=東洋大)が15分5秒35で初優勝した。中学3年の09年以来の挑戦はスタートからゴーグルが外れるハプニング。

 日本記録からは10秒以上遅れたが、専門の選手たちを寄せ付けず、マルチスイマーの貫禄を見せた。

 スタートの飛び込みの瞬間、ゴーグルが外れる。300メートル付近で必死に右目だけはめ込むと、そこから何とかレースに集中。最後は後続に体2つ分のリードを奪ってゴールした。まさかのハプニングに「いろいろあって1500メートルは短く感じた」と苦笑いした。

 日本一を証明も世界レベルには遠い種目だけに今後は封印。個人メドレーなど世界一を狙える種目の強化に励む。