車いすテニス男子シングルス世界1位の国枝慎吾(31=ユニクロ)が、今年も4大大会すべてのシングルス(ウィンブルドンはダブルスだけの開催)を制した。

 同2位のウデ(フランス)を6-7、6-3、6-2のフルセットで破り、14年1月のシドニー国際準決勝で敗れて以来、連勝を76に伸ばした。

 国枝は勝利の瞬間、雄たけびを上げ、両手を広げ体中で喜びを表現。「多くのファンの方が見てくれて本当にうれしい」。第1セットを落としても「いくらでもチャンスがあった」と逆転勝ちにつなげた。

 全米では2連覇で、6度目の優勝となった。