世界6位で2連覇を狙う錦織圭(25=日清食品)が2回戦で同50位のサム・クエリー(28=米国)を7-6、6-3のストレートで破り、準々決勝へ駒を進めた。

 198センチの長身から、常時200キロ前後の強力なサーブを放つクエリーを相手に、錦織が攻めきれない展開が続いた。第1セットは双方サーブゲームをキープし合い、タイブレークにもつれ込んだ。これを錦織が7-3で取り、第1セットを先取した。

 第2セットに入ると、クエリーの強烈なサーブに対し錦織も積極的なリターンで対抗。前に出てプレッシャーをかけると、クエリーにもミスが出始める。第3ゲームで両者を通じて最初のブレークを奪うと、第9ゲームもブレークして6-3で勝利を決めた。

 錦織は試合後「風の強い中で、ビッグサーバーが相手だったので、集中力のいる試合だった。タイブレークをしっかり取れて、2セット目はリラックスしていいテニスができたと思います。後半の2ブレークは自信になりましたし、いいステップにできると思う」と振り返った。